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2025年「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金についてわかりやすく解説!

2025.02.21


【はじめに】

2025年から始まる「子育てグリーン住宅支援事業」は、新築やリフォームをするときに利用できる補助金制度です。

環境に優しい社会の実現を目指し、燃料や物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯などに対して、政府が省エネ住宅の導入を支援します。

子育て世帯、若者夫婦世帯をはじめ、住宅の省エネ性能アップを検討している幅広い世帯にメリットがあります。

こちらのコラムでは、補助内容や適用条件、注意点について解説します。

【目次】

①子育てグリーン住宅支援事業とは?2024年の補助金との違いは?

②子育てグリーン住宅支援事業の対象者の条件と補助金額

③子育てグリーン住宅支援事業の対象となるリフォーム工事内容

④子育てグリーン住宅支援事業の注意点

⑤子育てグリーン住宅支援事業を使ったリフォーム申請の流れを解説

⑥子育てグリーン住宅支援事業に関するよくある質問

⑦神奈川県大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺で子育てグリーン住宅支援事業の補助金を利用するリフォームをお考えならアートインテリアへ

①子育てグリーン住宅支援事業とは?2024年の補助金との違いは?

「子育てグリーン住宅支援事業」は、新築や住宅リフォームをした場合に活用できる補助金制度です。

名前に「子育て」とありますが、条件を満たせば、子育て世帯でなくても幅広く利用できるのが特徴です。

参照元:国土交通省

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000290.html

制度を活用するための必須工事として、窓やドアなど開口部の断熱性能向上、建物全体の断熱性向上、省エネ設備の導入が条件です。

これらをすべて実施する場合(Sタイプ)には、最大60万円の補助金が支給され、2つの工事を実施する場合(Aタイプ)は最大40万円が支給されます。

任意工事として、子育てしやすい住環境を整えるための改修やバリアフリー化なども対象となり、必須工事と併せて実施することで補助金を受けられます。

 

また、2024年の子育てエコホーム支援事業と比べるといくつかの変更点があります。

まず、2024年は補助金額の上限が世帯ごとに20~60万円と幅がありましたが、子育てグリーン住宅支援事業では全世帯で40~60万円と、より多くの世帯が高額な補助を受けられるようになっています。

また、リフォームの際に必須となる工事の数にも違いがあります。

子育てエコホーム支援事業では最低1つの工事が必要でしたが、グリーン住宅支援事業ではこれが最低2つに増加しています。

さらに、子育てグリーン住宅支援事業では新たにGX志向型住宅区分が設けられています。

この区分では省エネ性能の基準がさらに高く設定され、補助額もアップしています。

また、このGX志向型住宅区分はすべての世帯を対象としており、広範囲で利用できる点が特徴です。

②子育てグリーン住宅支援事業の対象者の条件と補助金額

「子育てグリーン住宅支援事業」を活用するための条件や補助金額は、新築かリフォームか、子育て世帯かどうかによって異なります。

◆新築住宅

新築住宅の場合、省エネルギー性が高い「GX志向型住宅」、「長期優良住宅」、「ZEH水準住宅」が対象となります。

GX志向型住宅の場合は、子どもの有無に関わらずすべての世帯が対象です。

長期優良住宅とZEH水準住宅は、18歳未満の子どもがいる世帯もしくは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯が対象となります。

補助金額は、GX志向型住宅は最大160万円、長期優良住宅は最大100万円(建て替えの場合)、ZEH水準住宅は最大60万円(建て替えの場合)です。

◆既存住宅のリフォーム

リフォームでは、省エネ改修工事を実施することで最大60万円の補助金が受けられます。

「開口部の断熱改修」、「躯体の断熱改修」、「エコ住宅設備の導入」の3つが必須工事として定められています。必須工事3種をすべて行う場合は、最大60万円の支給額です。

3種のうちいずれか2種を実施する場合は、最大40万円です。

③子育てグリーン住宅支援事業の対象となるリフォーム工事内容

子育てグリーン住宅支援事業で対象となる工事は、補助を受けるために必ず行う「必須工事」と任意で付け加えることができる「附帯工事」に分けられます。

◆必須工事(以下のうちいずれかを実施)

・開口部の断熱改修:窓やドアを高断熱仕様にする工事

・躯体の断熱改修:床、壁、天井など建物全体の断熱性能を高める工事

・エコ住宅設備の設置:高効率給湯器や太陽熱利用システムなどの導入

 

◆附帯工事(任意で追加可能)

・子育て対応改修:防音、防犯対策やキッチンの改修

・バリアフリー改修:手すり設置や段差解消など

④子育てグリーン住宅支援事業の注意点

 

「子育てグリーン住宅支援事業」を申請する際には、いくつかの注意点があります。

 

◆対象期間を確認

申請対象工事は、2024年11月22日以降着手したものです。

予算に達し次第、受付が締め切られることもあるため、早めにスケジュールを決めておくことが重要です。

 

◆登録事業者に工事を依頼

この事業では、事務局に登録した施工会社のみ、補助金への申請が可能です。

2025年1月時点では事業者の登録作業が始まっていませんが、建築会社などを選ぶ際は登録予定があるか確認しましょう。

 

◆工事費用を一時的に支払う必要がある

補助金は工事完了後に支払われます。

そのため多くの場合、補助金で賄う予定の費用も一時的に工事会社へ支払う必要があります。

⑤子育てグリーン住宅支援事業を使ったリフォーム申請の流れを解説

子育てグリーン住宅支援事業を利用したリフォームの申請は、まず工事を依頼する施工会社を選ぶことから始まります。

補助を受けるために必要な登録をしている事業者であるかのチェックを忘れずに行いましょう。

 

次に、対象となるリフォーム工事を計画します。

断熱改修やエコ設備設置など、必須工事を含む内容で見積もりを依頼し、計画を立てます。

その後、施工会社が補助金申請を代理で行い、事務局の審査を経て承認される流れです。

 

補助金は工事完了後に施工会社に支給されるため、原則として一度全額を支払い、補助金分が還元されます。

支払いタイミングや手続きについて、施工会社と丁寧に相談しながら進めるのがポイントです。

⑥子育てグリーン住宅支援事業に関するよくある質問

「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金申請に関してよくある質問をまとめました。

 

  1. 申請はどうすればいいの?

申請手続きは原則として施工会社が代行します。対応可能な事業者か事前に確認しましょう。

 

  1. 補助金はどう受け取るの?

補助金は施工会社に振り込まれ、工事費用に充当されるか返金されます。

 

  1. 太陽光発電を設置しなくても申請できる?

都市部の狭小地でも利用可能な「再生可能エネルギー未導入(ZEH Oriented)」が対象です。

 

  1. 住宅ローン控除との併用は可能

併用可能です。住宅ローン控除の節税効果も確認しておきましょう。

⑦神奈川県大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺で子育てグリーン住宅支援事業の補助金を利用するリフォームをお考えならアートインテリアへ

新築・リフォームともに条件を満たせば、子育て世帯に限らず幅広く利用可能です。

神奈川県大和市、綾瀬市、藤沢市、横浜市周辺で、子育てグリーン住宅支援事業の補助金を活用したリフォームをお考えなら、ぜひアートインテリアへご相談ください。


「子育てグリーン住宅支援事業」は、省エネ住宅の新築やリフォームにかかる費用を政府が補助する制度です。