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2024年から始まる子育てエコホーム支援事業ってどんな補助金なの?|大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺のリフォームならアートインテリア

2024.04.15

【はじめに】

子育てエコホーム支援事業は、新しい家庭を築くための一助となる重要な支援制度です。
家庭内での暮らしやすさ、子育て環境の向上、そして環境負荷の軽減を促進することを目指しているので、積極的な検討をおすすめいたします。この記事では、子育てエコホーム支援事業の概要や申請方法、注意点などについて詳しく掘り下げていきます。

【目次】

①子育てエコホーム支援事業とは?

②子育てエコホーム支援事業の対象者の条件と補助金額

➂子育てエコホーム支援事業の対象になるリフォーム工事内容とは?

④子育てエコホーム支援事業の補助を受ける際の注意点

⑤子育てエコホーム支援事業を使ったリフォームの流れ

➅子育てエコホーム支援事業におけるよくある質問

➆神奈川県大和市周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ

 

①子育てエコホーム支援事業とは?

子育てエコホーム支援事業は、住宅の新築やリフォームに補助金が支給される制度で、以前の「こどもみらい住宅支援事業」や「こどもエコすまい支援事業」の後継として2024年4月1日から始まりました。

このプログラムは、家庭が子育てを行う上でより快適で環境に配慮した住宅を整備することを支援することを目的としており、省エネや環境に配慮した設備の導入や改修、子育てに適した住環境の整備などが補助の対象となります。

それではこれから、細かい補助内容や気になる条件などをご紹介いたします。

 

②子育てエコホーム支援事業の対象者の条件と補助金額

子育てエコホーム支援事業は、その名の通り、子育て世帯や若者夫婦世帯を優遇するプログラムですが、リフォームの場合はどの世帯でも対象となることがあります。そのためお子様のいないご家庭の方も自分の事ではないからと目を背けずにしっかりとご検討ください。

補助金の条件や金額は、家族構成や住まいの条件、新築かリフォームかなどでも条件が異なってくるため、それぞれ詳細をご確認ください。

◆新築の場合(子育て・若者夫婦世帯対象)

〇補助金額について

注文住宅の新築または分譲住宅・建売住宅の購入をする場合は、長期優良住宅であれば1戸あたり100万円、ZEH住宅であれば80万円の補助金が支給されます。

〇対象者

・子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれか

・注文住宅の場合はエコホーム支援事業者と工事請負契約を締結し、住宅を新築する方

〇対象となる住宅

・長期優良住宅かZEH住宅

・所有者(建築主)自らが居住する

・床面積が50㎡以上240㎡以下

・土砂災害特別警戒区域又は災害危険区域に原則立地しないもの

・交付申請時、一定以上の出来高の工事完了が確認できる

などを満たす住宅

・都市再生特別措置法第88条第3項の規定による勧告に従わなかった旨の公表がされていないもの

・分譲住宅の場合は未完成または完成から1年以内であり、誰も住んだことがないもの

〇対象となる期間

・契約期間は問わないが建築着工​までに契約が締結されている

・基礎工事の完了(工事の出来高)

建築着工~交付申請まで(遅くとも2024年12月31日)

・2023年11月2日以降に、地上階の柱、または壁の工事等を開始するもの

◆リフォームの場合(全世帯対象)

〇補助金額について

リフォームの場合、年齢に関係なくすべての世帯が対象ですが、一般世帯の補助金額が上限が20万円なのに対し、子育て世帯や若者夫婦世帯は30万円に引き上げられます。

また、リフォーム後に長期優良住宅認定を受ける場合も、補助金の上限が増額され、一般世帯の補助金額が上限が30万円に、子育て世帯や若者夫婦世帯は45万円まで引き上げられます。

さらに子育て世帯や若者夫婦世帯が中古住宅をリフォームする場合に限っては、補助金の上限が60万円に引き上げられます。

ただし、申請する補助額の合計が5万円未満の工事は補助の対象になりませんので、ご注意ください。

 

〇対象者

・エコホーム支援事業者(※)と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方

(※)工事発注者​に代わり交付申請等の手続きを代行し、交付を受けた補助金を工事発注者​に還元する者として、予め本事業に登録をした工事施工業者です。

弊社アートインテリアもエコホーム支援事業者です。

・リフォームする住宅の所有者

〇対象となるリフォーム内容

④~⑧の工事に関しては①~➂の必須工事(いずれか)がないと対象になりません。

①開口部の断熱改修

②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修 

③エコ住宅設備の設置 

④子育て対応改修

⑤防災性向上改修

⑥バリアフリー改修

⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

 

〇対象となる期間

・契約期間は問わないが建築着工​までに契約が締結されている

・着工日の期間は2023年11月2日~交付申請まで

 

➂子育てエコホーム支援事業の対象になるリフォーム工事内容とは?

リフォーム内容は先程書いた通りですが、分かりにくいのでまずは頻繁に制度が利用されるキッチン、浴室、トイレの例を順に見ていきましょう。

カッコの中は、必須工事か任意工事かと、その補助額です。

 

【例1】キッチン

節湯水栓(システムキッチン)(➂に含まれる必須工事、5,000円)

+ビルトイン食洗器(④に含まれる任意工事、21,000円)

+掃除しやすいレンジフード(④に含まれる任意工事、13,000円)

+ビルトイン自動調理対応コンロ(④に含まれる任意工事、14,000円)

 

=53,000円程度 ⇒必須工事有りの50,000円以上が申請対象なのでOK

 

【例2】浴室

高断熱浴槽(➂に含まれる必須工事、30,000円)

節湯水栓(システムバスルーム・ユニットバスルーム)(➂に含まれる必須工事、5,000円)

開口部の断熱改修(浴室の窓)※(①に含まれる必須工事、17,000円)

+手すりの設置(➅に含まれる任意工事、5,000円)

+段差解消(➅に含まれる任意工事、7,000円)

+廊下幅等の拡張(➅に含まれる任意工事、28,000円)

+浴室乾燥機(④に含まれる任意工事、23,000円)

 

=115,000円 ⇒必須工事有りの50,000円以上が申請対象なのでOK

 

【例3】トイレ

節水型トイレ(➂に含まれる必須工事、22,000円)

+手すりの設置(➅に含まれる任意工事、5,000円)

+段差解消(➅に含まれる任意工事、7,000円)

 

=34,000円 ⇒トイレだけでは50,000円以上にならないので他の商品と組み合わせ必要。

 

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次に、①~⑧の詳しい対象工事についてご紹介いたします。

 

①開口部の断熱改修

対象工事:ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換

登録された特定の型番の製品を使用した工事のみが対象となります。
開口部の断熱改修は、省エネ基準レベルまたはZEHレベルの断熱性能や、建築物省エネ法に基づく地域区分に応じて異なる製品が必要です。
さらに、防犯性の向上、生活騒音への配慮、または防災性の向上を目的とする開口部の改修も対象に含まれます。

ただし、窓の性能によっては、より高い補助金を受けることができる「先進的窓リノベ2024事業」があります。ただし、同一製品について複数の補助事業を重複して申請することはできません。

 
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修

対象工事:外壁、屋根・天井、床

登録された特定の型番の製品を使用した工事のみが対象です。外壁、屋根・天井、または床(基礎断熱)の各部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材(省エネ基準レベル、ZEHレベル)を使用した断熱改修が対象となります。

 
➂エコ住宅設備の設置

対象工事:太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、節湯水栓、蓄電池など

登録された特定の型番の製品を使用した工事のみが対象です。ただし、高効率給湯器の設置に関しては、「給湯省エネ2024事業」や「賃貸集合給湯省エネ2024事業」などのプログラムでより高い補助を受けることができる場合があります。詳細については、それぞれのプログラムの要件をご確認ください。同一製品について複数の補助プログラムを重複して申請することはできませんので、ご留意ください。

 

④子育て対応改修

対象工事:ビルトイン食器洗機、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、宅配ボックス、窓・ドア、複層ガラスなど

ほぼ、登録された型番の製品を使用した工事のみが対象となっています。また、リフォーム工事を行う窓の性能によっては、「先進的窓リノベ2024事業」の方がより高い補助を受けることができる場合があります。

 

⑤防災性向上改修

対象工事:窓(ガラス交換、外窓交換)

登録された特定の型番の製品を使用した工事のみが対象です。また、リフォーム工事を行う窓の性能によっては、「先進的窓リノベ2024事業」の方がより高い補助を受けることができる場合があります。

 

➅バリアフリー改修

対象工事:手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張、衝撃緩和畳の設置

衝撃緩和畳の設置は、登録された特定の型番の製品を使用した工事のみが対象です。

 

➆空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

対象工事:空気清浄機能・換気機能付きエアコン

登録された特定の型番の製品を使用した工事のみが対象です。

 

⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

住宅瑕疵担保責任保険法人:

株式会社住宅あんしん保証、ハウスプラス住宅保証株式会社、株式会社日本住宅保証検査機構、株式会社ハウスジーメン、住宅保証機構株式会社

 

国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が提供するリフォーム瑕疵保険および大規模修繕工事瑕疵保険への加入が対象となります。

 

④子育てエコホーム支援事業の補助を受ける際の注意点

◆注意点①

この補助金は予算上限に達した時点で終了します。過去に募集があった事業も昨年の12月末まで実施予定でしたが、秋ごろに早めに締め切られました。申し込みが殺到すれば、早めに締め切られる可能性が高いため、新築の建設やリフォームを検討している方は早めに、欲を言えば今から動き出すことがおすすめです。

◆注意点②

補助金の重複について注意が必要です。子育てエコホーム支援事業の補助金は、他の国や自治体が提供する同様の支援と重複して受け取ることはできません。そのため、他にも補助金を申請しようか検討している場合、どちらの支援を受けるか慎重に選択する必要があります。事前に各補助金の内容を確認し、自身の状況に合った選択を行いましょう。

◆注意点③

補助金を受けた住宅には、一定期間、財産処分の制限が設けられることがあります。これは、補助金を受けて購入またはリフォームした住宅を、補助金の目的に反してすぐに売却しないようにするための措置です。したがって、補助金を受けた後に住宅を売却する予定がある場合、その条件を事前に確認しておくことが重要です。売却に際して制限がある場合、それに違反すると補助金を返還しなければならない可能性があるのでくれぐれも注意しましょう。

⑤子育てエコホーム支援事業を使ったリフォームの流れ

1.リフォーム会社を選定する

リフォーム会社を探し、希望の工事内容に強い会社を選びます。子育てエコホーム支援事業を活用する場合は、登録されたリフォーム会社を選ぶ必要があります。

弊社アートインテリアはこの子育てエコホーム支援事業の指定業者に登録されています。

豊富な経験と専門知識を持って、お客様のリフォームに関するさまざまなご相談にお応えしています。お客様の理想の暮らしを実現させていただきますのでお気軽にご相談ください。

 

2.契約と規約の締結

リフォーム会社と工事内容や補助金の受け取り方法を含む契約を締結します。補助金を利用する場合は、共同事業実施規約も同時に結びます。

3.工事開始

契約が完了したら、工事が開始されます。補助金の申請には、工事の着手後に交付申請の予約を行うことが推奨されます。

 

4.申請

工事完了後、リフォーム会社が補助金の交付申請を行います。申請期間内に手続きを完了させます。

5.補助金の受領

申請内容に問題がなければ、補助金の交付が決定されます。補助金はリフォーム会社の口座に振り込まれ、最終支払いに充てられます。

 

➅子育てエコホーム支援事業におけるよくある質問

・他の補助金制度と併用することは可能?

基本的には子育てエコホーム支援事業と国が実施している他の補助金との併用はできません。

なお、住宅省エネ2024キャンペーンのうちの「先進的窓リノベ2024事業」や「給湯省エネ2024事業」で補助対象が重複しなければ併用可能です。

また、自治体の補助金であれば併用可能なものもあるかもしれないので、自治体の窓口にて事前に確認しておくことをおすすめします。

・いつ実施したリフォームが対象になりますか?

2023年11月2日以降に着工しているリフォームであれば、2024年12月31日までにすべての工事を完了することが条件にはなりますが、今既に工事が始まっていても申請可能です。

ただし、2024年12月31日より早く予算が上限に達した場合その時点で終了となるため、しっかりと補助金の進捗状況を把握して、申請するかどうかリフォーム会社と相談しましょう。

 

・補助金の申請予約はできる?

 

子育てエコホーム支援事業では、2024年3月中下旬から予算上限に達するまでの期間、工事着手後に補助金の交付申請予約が可能です。予約することで一定期間補助金を確保できますが、予約提出後は3か月以内か、2024年12月31日のいずれか早い日までに正式に交付申請を行わなければなりません。期限を過ぎると予約が取り消されるため、注意が必要です。

 

➆神奈川県大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ

弊社は子育てエコホーム支援事業の指定業者に登録されていますので、補助金をお考えの方は、アートインテリアへご相談ください。

神奈川県大和市周辺でリフォームやリノベーションに対応しており、綾瀬市・藤沢市・横浜市にお住まいの方におすすめです。