外壁リフォームにおけるカバー工法とは?安いけど欠点が多いって本当?|大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺のリフォームならアートインテリア|
2024.06.10
【はじめに】
外壁カバー工法は、張り替え工事よりも施工費用が安くなります。
一方で欠点があるのも事実です。
ここでは、外壁リフォームを検討している人が知っておきたい、外壁カバー工法の基本的な概要から、デメリット、メリットまで解説しています。
自分に向いている方法なのか、事前にチェックしてみましょう。
【目次】
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①外壁カバー工法とは?
外壁カバー工法とは、既存の外壁の上に、新しい外壁を重ね張りする工法のことです。
サイディングの塗装とは異なる方法を検討している場合や、防音性や断熱性能をアップしたいときなどに、外壁カバー工法が用いられています。
例えば、築20年以上経った外壁の上に、金属系サイディングを張る方法があります。
日本の住宅の外壁では、窯業系サイディングが用いられることが多いのですが、10年に一度などの頻度で外壁を塗り直さないといけません。
費用をかけるなら、外壁塗装ではなく、外壁を一新させる外壁カバー工法を選ぶという考え方もあります。
また、外壁カバー工法は、同じ金属系サイディングから金属系サイディングへの重ね張りとしても利用可能です。
金属系サイディングは経年劣化で錆が出てしまいますが、既存の外壁のダメージが少なければ、その上から外壁を重ね張りすることができます。
このように、外壁カバー工法では、異なる素材の外壁の上に新しい外壁を張る方法や、同じ素材の外壁の上に張ることも可能です。
1色のみを張る以外にも、2色以上を張り分けておしゃれな雰囲気にすることもできます。
②外壁カバー工法のメリットを解説
外壁カバー工法は、外壁の張り替えと比べていくつかのメリットがあります。
また、防音性や断熱性を高めたいときにも、外壁カバー工法はおすすめです。
・工事費用が安くなる
外壁の張り替え工事では、既存の外壁を撤去する費用と、処分費用がかかります。
一方で、外壁カバー工法なら、既存の外壁の上に新しい外壁を重ね張りする方法のため、撤去や処分費用はかかりません。
その結果、外壁の張り替え工事よりも、外壁カバー工法の工事費用のほうが安くなります。
・工期が短くて済む
同じく、外壁カバー工法なら、既存の外壁の撤去や処分がないため、外壁の張り替え工事と比べて工期が短くて済みます。
・防音性や断熱性がアップする
既存の外壁の防音性や断熱性能の問題が気になるときは、外壁カバー工法で改善できます。
外壁カバー工法は、外壁が二重になることで、防音性や断熱性能を高めることが可能です。
既存の外壁を撤去することなく防音性や断熱性能を高められるため、外壁を撤去してから改善させる方法と比べて、費用や工期が短くて済みます。
・アスベスト除去費用がかからない
既存の外壁にアスベストが含まれる場合は、解体時に追加費用がかかります。
一方で、外壁カバー工法なら既存の外壁の除去が不要なため、特殊処理にかかる追加費用はありません。
古い外壁の場合は、外壁にアスベストを使用していることがあります。
アスベストが使われている可能性があるときは、外壁カバー工法がおすすめです。
③外壁カバー工法のデメリットを解説
外壁カバー工法のデメリットを考慮すると、別の方法が良い場合があります。
住宅性能の低下や、今後かかる可能性がある費用のデメリットを考慮して、外壁カバー工法を選択するか決めましょう。
・外壁の内部の劣化はそのままになる
外壁カバー工法は、既存の外壁の上に新しい外壁を張る方法です。
既存の外壁の内部まで調査しないケースが多いため、内部の劣化が見逃されてしまう可能性があります。
注意が必要なのは、柱が腐っている場合や、断熱材が劣化しているケースです。
壁の内部に雨漏りの水が入り込んでいるケースや、内部結露が発生している場合は、柱や断熱材が劣化している可能性があります。
特に、柱が腐っているときは、注意が必要です。
柱が腐っていると、外壁カバー工法を用いるときに、新しい外壁の固定が難しくなる可能性があります。
・重量が上がり耐震性が落ちる可能性がある
外壁カバー工法は、新しい外壁を重ね張りする方法で軽い素材を使用しますが、それでも外壁が二重になるため、家にかかる重量がアップします。
その結果、住宅の耐震性能が落ちる可能性があるので注意しましょう。
新築住宅を建築する場合は、構造計算をして耐震性が保たれるようにします。
しかし、新築の段階で後々外壁カバー工法で施工することを想定している場合は少ないでしょう。
外壁カバー工法で外壁が二重になったくらいで、家の耐震性能が著しく落ちるわけではありません。
ただし、築年数が経っている住宅は柱が劣化している可能性があるため、耐震性能の低下に注意してください。
外壁カバー工法を選択する家庭では、新築から一定年数が経過している場合がほとんどで、壁の内部の構造部分をチェックしないまま施工するとリスクがあります。
・窯業系サイディングは選べない
外壁カバー工法は、軽い素材を使う理由から、窯業系サイディングは選べません。
ほとんどのケースで、軽い金属系サイディングです。
金属系サイディングは、メタリックな印象でおしゃれな雰囲気があります。
モダンな雰囲気に仕上げたいときに金属サイディングは最適ですが、重厚感やナチュラルな雰囲気を出したいときには窯業系サイディングのほうが良いでしょう。
外壁の雰囲気は、住宅の印象に影響を与えます。
金属サイディングの雰囲気が好みではない家庭では、外壁カバー工法を選べない可能性があります。
・部分補修ができない
金属サイディングを用いた外壁カバー工法では、嵌合式(かんごうしき)を用いています。
嵌合式とはサイディング同士をひっかけてつなぎ合わせる工法のことです。
1枚だけを取り替えることは難しいため、嵌合式を用いた外壁カバー工法は、部分補修ができません。
・火災保険が使えない
外壁が災害や火災などの影響を受けた場合、火災保険が適用されます。
しかし、火災保険は原状回復が条件となっており、外壁カバー工法のように外壁を一新させる方法は適用外となる可能性があります。
災害や火災により被害を受けた外壁の一部を、火災保険を使って修復したい希望があるときは、窯業系サイディングのように部分補修ができる素材を選んだほうが良いでしょう。
➃外壁カバー工法の費用は安いというが具体的にはどれくらい?
外壁カバー工法は、160~220万円くらいの費用がかかります。
張り替えは200万円以上が目安となるため、張り替え工事より外壁カバー工法は安く済ませられるでしょう。
神奈川県大和市、綾瀬市、藤沢市、横浜市のエリアによっても、若干費用が変わることがあります。
正確な費用を知りたいときは、事前の見積もりがおすすめです。
➄神奈川県大和市周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ
アートインテリアは外壁のリフォームをする際でも、それぞれの工法のメリットもデメリットも包み隠さずにお伝えします。お客様の想いに寄り添ったご提案をさせていただきますのでいつでもご相談ください。
神奈川県大和市・綾瀬市・藤沢市・横浜市で外壁リフォームをお考えの方は、ぜひアートインテリアへ。